映画に使われたテレサ・テン(3)アメリカン・ボーン・チャイニーズ

書籍

 原作本とその日本語翻訳が出版されています。

原作(英語版)

Gene Luen Yang (著), Lark Pien (イラスト) (2006/9/5)

Original Series Now Available on Disney+

A tour-de-force by New York Times bestselling graphic novelist Gene Yang, American Born Chinese tells the story of three apparently unrelated characters: Jin Wang, who moves to a new neighborhood with his family only to discover that he’s the only Chinese-American student at his new school; the powerful Monkey King, subject of one of the oldest and greatest Chinese fables; and Chin-Kee, a personification of the ultimate negative Chinese stereotype, who is ruining his cousin Danny’s life with his yearly visits. Their lives and stories come together with an unexpected twist in this action-packed modern fable. American Born Chinese is an amazing ride, all the way up to the astonishing climax.

American Born Chinese is the winner of the 2007 Michael L. Printz Award, a 2006 National Book Award Finalist for Young People’s Literature, the winner of the 2007 Eisner Award for Best Graphic Album: New, an Eisner Award nominee for Best Coloring, a 2007 Bank Street Best Children’s Book of the Year, and a New York Times bestseller.

日本語翻訳版

出版社 ‏ : ‎ 花伝社 (2020/2/10)

出版社からのコメント

◆書評・記事掲載情報◆
「京都新聞」(2020年4月12日)

中国人の両親を持ち、白人になりたいと願う男の子に、『西遊記』や「論語」、トランスフォーマー(! ?)が絡まり合う。移民のアイデンティティ確立を描き、全米図書賞最終候補に選出、アメリカの教育現場でも使われている超ド級のベストセラーがついに日本語に!

中華系の移民2世が、自身の文化と向き合いつつ自分が誰かを探していくストーリーは、移民に関心のある方だけでなく、ついつい自分の属性を否定してしまう、自分以外の誰かになりたい、私たちの中の多くの方々に是非お読みいただきたい内容です。

内容(「BOOK」データベースより)

白人になりたいと憧れる、中国系移民2世のジン・ワン。台湾出身の親友ウェイチェン。白人高校生ダニー。その「従弟」チンキー。アメリカのハイスクールを舞台に、彼らの物語が運命的に混ざり合う!アメリカ社会の「ステレオタイプな中国人」を確信犯的に描き、中国人のアイデンティティを問うた話題作。グラフィックノベルとして初の全米図書賞最終候補作、待望の日本語版!

著者について

ジーン・ルエン・ヤン(Gene Luen Yang)
1973年、アメリカ生まれの移民2世。両親は台湾出身でアメリカの大学院で学んでいた時に知り合う。カリフォルニア大学バークレー校コンピューター・サイエンス学部卒業後、高校で教鞭をとりながら自費出版したマンガが認められ、マンガ家に。2006年発表の本作は、全米図書賞の最終候補になるなど絶賛され、アイズナー賞など多くの賞を受賞した。現在は家族とサンフランシスコに暮らす。

椎名 ゆかり(しいな・ゆかり)
海外コミック翻訳者、東京藝術大学非常勤講師。アメリカ・オハイオ州ボーリンググリーン州立大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。平成23~25年度文化庁芸術文化課マンガ研究補佐員。海外マンガや論文の翻訳及び海外におけるマンガ状況について執筆を行う。主な訳書は『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)、『ブラックホール』、『サーガ』、『ザ・ボーイズ』、『モンストレス』他。

2024年11月6日Media,Movies,Trivia

Posted by teresateng