渡辺プロ会報『ヤング』

1976年

1月号

8月号

 巻頭の「納涼特集―グラフ」ページの内の1ページに、取り上げられています。

テレサ・テン
納涼船でキャンペーン
 7月16日〝東京湾洋上の夕涼み〟と銘打った東海汽船の納涼船「さるびあ丸」船上で新曲「夜のフェリーボート」のキャンペーンを行なったテレサ・テン。船上で開かれた「ミニ・コンサート」では、船の上での夕涼みを楽しもうと押しかけたお客さんと、終始和やかな雰囲気で、テレサも夕涼みを楽しんでいた―。


当時の初代さるびあ丸(当日の撮影ではありません。)

当日の衣装(『週刊平凡』1976年10月28日号の記事写真)

10月号

 たまたま同じページに、テレサ・テンの海外でのコンサートでのコンダクターとピアニストを務めた渡辺茂樹への質問・回答が掲載されています。

テレサ・テン

■近況■テレサ演歌の決定盤『夜のフェリーボート』にはりきっている。来日して3年目。東京原宿のマンションに母と二人暮しも慣れた。余暇に映画見物、買物を楽しんでいる。最近、見たのは「午後の曳航」。テレビドラマも好きで、TBS「青春の門」はよく見ていたそうだ。中村敦夫ファンになったとか。自転車が欲しいけど「危い!」と母が許してくれないと残念そう。11月にビザの書替で台湾に帰国する。

〔質問〕

  1. 好きなスポーツは何ですか?
  2. 仲の良いタレントさんは誰ですか?
  3. 今、凝っているものは何ですか?
  4. チャイニーズ・ドレスは何着位持っていますか?
  5. 今、一番やってみたいことは何ですか?
  6. 今、一番欲しいものは何ですか?
  7. ファンに対して一言!

〔質問者〕福岡県・大石健二さん、三重県・鈴木良一さん

①すきなスポーツはテニスです。
②アン・ルイスさんです。
③刺繍です。
④十着(黒三着 白二着 紺二着 花柄一着 ●一着)
⑤友達とヨーロッパへいきたい。
⑥自転車
⑦また11月にビザの書替で日本をはなれますけど 私を忘れないで応援して下さいネ。

Teresa Ing
テレサ・テン
鄧麗君

(ページ下部欄外)
◆テレサ・テンは日本字がニガテで「下手な字でごめんなさい!」とのこと。尚、④の(黒三着……)などは、チャイニーズ・ドレスの色柄と着数です。

渡辺茂樹

〔質問〕

  1. 好きな食べ物、 嫌いな食べ物は何ですか?
  2. 最近凝っているもの、また興味のあるものは何ですか?
  3. お休みの日は何をしていますか?
  4. M・M・Pのリーダーとして活躍することになったキッカケは何ですか?
  5. 仕事以外で、M・M・Pのメンバーとのつき合いはありますか?
  6. 好きなアーチストは誰ですか?
  7. 最近よく聞くレコードは、誰のレコードですか?
  8. 自分の作った曲の中で、一番気に入っている曲は何ですか?
  9. これからのM・M・Pについて教えて下さい。
  10. ファンに対して一言。

〔質問者〕北海道・永森万理さん、愛知県・鈴木とし江さん

  1. 好きな食べ物・肉類 嫌いな食べ物・人参
  2. ゴルフ
  3. 自分の時間として、いろいろ考え事をしています。
  4. 僕の音盤性に対して、同じ考えを持った人達が集まったのでグループを作りました。
  5. あります。飲みに行ったり、映画を見たりします。
  6. ビートルズのポールマッカーレニィー
  7. ビートルズ、ビーチボーイズ、シカゴなど
  8. ●●に作った曲で〝道〟
  9. 一日も早くレコードを出して日本一、世界に通用するバンドに、なりたい。
  10. 僕達の行動、作りだす音象一つ一つにあたたかい目で、あたたかい心で見ていて下さい。ガンバります。ヨロシク!!

     渡辺茂樹

■近況■渡辺茂樹が最近凝っているのがゴルフと車。車に関しては、乗りまわすだけでなく、ポスターまで集め出した。
 大変な車狂いだ。またあいざき進也やキャンディーズのショーで地方に行った時は、ショーの合い間を利用して、M・M・Pのメンバーとキャッチボールや野球を楽しんでいる。スポーツに明け暮れる今日この頃だ。

12月号

趣味 <第8回>
テレサ・テン <刺繡>

 日本に来て三年余り。買物に行っても不便を感じなくなったほど、すっかり日本語も上連したテレサ・テン。
 彼女は、女性らしい、物静かな雰囲気と暖かい優しさを求めての刺繍に凝っている。
 やり始めたのは中学校時代というから今から10年程前。初めて刺したのが簡単なクロス ・ステッチで、テーブル・クロスを数枚作り、それは今でも台湾の自宅でテーブルにかけられ、大切に使われている。また、スポーツ好きでもある彼女は、チェスを始めたいそうで、それまでに絶対に完成させようと、 今、花柄模様で色彩の美しいラケット・カバーを、ひと針ひと針、丁寧に糸を引いている。
 「本当は暖炉のある部屋で、ゆり椅子に座り、かたわらに快い紅茶の香りが漂う中でしたいの」と若い女性らしいロマンチックなシーンを胸にうかべているが、残念なことに故郷の台湾は一年中暖かいので、この雰囲気は味わえず、余計憧れるのだろう。
 他にやりたいものとして、茶道・華道をあげる。茶道の居ずまいを正す姿と、作法の中からは生活に役立つリズムを身に付けたいそうだ。華道についても「花がとっても好きだし、生ける心が現れるので、是非身につけたいわ」と語るが、生活環境の違いのためか、正座が出来ない彼女は「まず、きちんと座ることから始めなければ……」と笑う。それと、どうせやるなら、基本から先生についてみっちりやりたいということだが、時間的な都合がなかなかつかず、実行に移しにくいとこぼす。
 「でも、きっとマスターしてみせるわ」と眼を輝かせた。
 また、日本古来の武道(空手・柔道)にも興味があるそうで「一人でどこに買物へ行っても恐くないし、なんとなく強くなったみたいに感じるでしょう。女性の護身用です」
 そんな彼女は今、ビザの書替えのために台湾に帰っている。再来日は、1月20日予定。

 写真キャプション

テニスのラケット・カバーに花模様の刺繍を

2026年1月5日1970,Articles,Media

Posted by diva-teresa