彼女の声質は、あえて言うなら最高とは言えません 邱清雲 

 1976年に、マレーシアでのテレサ・テンのステージで共演した邱清雲が語ったことが、1995年発行の雑誌の「一條紗籠百變換衣」(=サロン一枚で、様々な着こなしが楽しめる)と題する記事の中で、紹介されています。                                                    


 1976年『西廂記』のワンシーン。地面にひざまずくテレサ・テンと、邱清雲演ずる老婦人。

日本語訳                                                       

 邱清雲はテレサ・テンの歌声をどう思っているのだろうか?

 「彼女の声質は、あえて言うなら最高とは言えません。でも歌は上手で、欠点を隠し、自分の長所を示そうとします。まさに一流の才能です。」
 「彼女はとても努力家で、自主練に強いです。何事にも完璧を求めます。今のところ、彼女に匹敵する人はいません。彼女の歌唱力は完璧ですから。」

 邱清雲の印象では、テレサ・テンには実に多くの興味深い点があるが、言葉では表現できないこともあるという。邱清雲が彼女について最も印象に残っているのは…

 「彼女は他の有名歌手とは違います。着替えがとても軽やかです。毎回、『あ!着替えた!』と言っていました。お母さんがサロンのような布を隅に持って、さっと着替えていたんです。」

 對於鄧麗君的歌聲,邱清雲認為如何?

 「她的音質不是Best Qual-ity,我敢講這句話。但是她唱 得好,藏起自己的缺點,盡量發 揮自己的好,她真是個一流人才。」
 「這個傢伙很刻苦很有自修 的衝勁,每樣東西都要求得盡善 盡美。至今沒有人可以跟她比。 因為她的歌藝已達到爐火純青。」

 在邱清雲的印象中關於鄧麗 君的有趣事其實很多,但有時真 的只能意會不能言傳。
 邱清雲對她最難忘的是……

「她啊!不同其他大牌沒牌的歌星。她換衣服很簡單。每次是:噢!我換衣了!她母親就拿個似紗籠的布站在角落圍住,很快就將衣服換好了!」

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Posted by diva-teresa