他の歌手は真似できません(小林幸子)
歌手の小林幸子さん(66歳)も、テレサの歌声は唯一無二のものだったと絶賛する。
『週刊現代(2020年12月5日号)の記事より(p.159)
「彼女の歌声は独特です。日本語の歌詞なのに、日本人では絶対にできない節回しで歌うのです。同じメロディーでも、日本人の歌手が歌うものとは違う。台湾出身という彼女のルーツも影響しているのでしょう。イントネーションに絶妙に違和感とひっかかりがあり、そこがセクシーで色っぽく、ドキッとさせるのです。あのニュアンスは、他の歌手は真似できません。彼女は『テレサ・テン』というジャンルを確立していたのです」
台湾出身の歌手だからこそ表現することができた、日本語の新たな可能性。テレサはその歌声で、まったく新しい「日本の歌」を作り上げた。
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以前、幸子さんがイベントで福島に歌いに来てくれた時こんなことを言っていました。
「歌謡界にはたくさんの歌い手がいます。その中で”歌姫”と呼ばれた方がいます、テレサ・テン。テレサとは同い年という事もあり仕事以外では遊んだり食事をしたりしたこともございました。そして、お互いの曲を交換してカバーなんていう事もございました。私は「時の流れに身をまかせ」を、テレサは私の「ふたたびの」という曲をとても気に入ってくださいました。」と。
確かに、幸子さんは多くの歌番組でテレサの曲を歌ったり、芸能生活50周年記念アルバムで「時の流れに身をまかせ」をカバーしたり、テレサはトラースレコ-ドに移籍してからの1stシングルとして「ふたたびの」をカバーされていらっしゃいますね。
https://ameblo.jp/senbon-sachiko/entry-12452132253.html
もし、テレサが今も健在だったとすれば幸子さんと多くの共演もされていたことでしょう。そして互いのコンサートに出てたりしたんじゃないかな~と思うばかりです。